文化財

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木造三世仏坐像 (神奈川県重要文化財)
阿弥陀、釈迦、弥勒の各如来で、過去・現在・未来の時を代表します。
木造聖観音菩薩立像
もと三門の上に五百羅漢像と一緒にまつられていたという像です。
木造韋駄天立像 (鎌倉市指定文化財・鎌倉国宝館出陳中)
韋駄天は寒建陀・建陀とも呼ばれ、天軍の将で走力にすぐれ、邪神を消除して釈迦の遺法を護持するといわれます。
木造伽藍神倚像
木造達磨大師坐像
菩薩達磨はインドの僧で、中国に禅をつたえたといいます。
木造大休正念坐像
面部の写実はきわめて鋭く、衣文部の彫技法もすぐれています。
木造南洲宏海坐像
木造地蔵菩薩坐像 (重要文化財・鎌倉市指定文化財・鎌倉国宝館出陳中)
右手に錫杖、左手に宝珠を持って安坐する像で、鎌倉時代後期の作品です。
西来庵修造勧進状 (重要文化財・鎌倉国宝館出陳中)
臨済宗大覚派の僧侶 玉隠英璵が、西来庵の修造の資材を集めるため書いたものです。
令和4年 木造地蔵菩薩坐像の修復について

令和4年
木造地蔵菩薩坐像の修復について

写真をタップすると、修復前のお姿と合わせてご覧いただけます。

令和4年、浄智寺の木造地蔵菩薩坐像が奈良の美術院での修復を受けました。
関東大震災(大正12年)の被害でできたお顔の中央の亀裂が、震災直後の修復から年月を経て露わになっておりましたが、また綺麗になおしていただきました。
お身体、台座など全体的にも破損箇所が修復され、一層美しいお姿で鎌倉へお戻りになっています。

木造地蔵菩薩坐像

(重要文化財 / 木造・彩色 / 像の高さ66.6cm)

元は、門外の地蔵堂の本尊として祀られていました。右手に錫杖、左手に宝珠を持ち、安坐する像です。
その座り方は少々珍しく、結跏趺坐 -けっかふざ-という坐禅の時の座り方をして、両足を着衣で隠しています。 (鎌倉に伝わる像の多くは、右足を左脛前に出す姿や、着衣の裾を台座に長く垂らした姿です。)

京都の六波羅蜜寺に祀られている、鎌倉時代の著名な仏師・運慶の造った地蔵菩薩坐像も同じく結跏趺坐をして両足を衣で隠す姿をしています。浄智寺の地蔵菩薩坐像も、運慶の影響を受けた作であると考えられるかもしれません。

浄智寺の木造地蔵菩薩坐像は鎌倉国宝館にて拝観いただけます。ぜひ足をお運びください。

制作協力